アーガイルディッシュでは生産のたびに日本からオーストラリアに出向いて「品質の確認」を行っています。日本人みずからが原料調達から生産管理まで最後まで見届けることで、単なる輸入品ではなく、外国産でも「日本生まれ」を実践しております。
ところで、これまで日本のペット産業は「米国」を中心とした輸入品が支えてきました。今でも米国はペット先進国であものの、メラニン事件やBSEなども問題で、その後日本も独自にペット安全法などの制定を行い、それを機に急速に日本のペット産業は進化してきました。
仕事柄、よく海外に出かける機会があるのですが、現地のお店に立ち寄ると、今や日本はペット産業で世界をリードし、他国が日本を追随している時代になってしまった。と感じざるを得ません。
薄くて吸水性が高く、匂いの少ないペットシート、トイレで流せる猫砂、小型犬を意識した小サイズのペットフード、手づくり支援フード、使いやすいパッケージ等々、日本で独自に進化した商品は、今や世界から注目を浴びるようになってきています。
そんな中、オーストラリアにおいての日本のペット関連人気をあらわす事象をおひとつ。
オーストラリア滞在中はよくペットショップを見て回るのですが、最近はシドニー近郊では「ペットフードの手づくり店」、や「トリミング」のお店が急速に増えてきました。世界的な不況の中、オーストラリアはその影響を低く抑えられたこともあり、景気は良いほうなので、トリミングなどの需用も増えているのが実情です。
そのトリミング店なのですが、どこのお店に行ってもトリマーさんは日本人だらけ。。。 「ここはいったいどこの国なの?」というくらい、おそらく9割以上は日本人のトリマーさんたちで運営されています。経営者がオーストラリア人であってもです。
実はオーストラリアではトリミングの正式な資格がなく、正直誰でも行うことができます。一方、日本では専門学校などで教育&実践を積んできていますので、実力の差は明らかで重宝され採用される。という仕組みです。 ただ、私としてはそういうラッキー的な雇用機会に甘えず、日本にいたとき以上に、技術を磨く努力を続け、さらなる信頼を勝ち取る必要があると考えています。(オーストラリアにいるトリマーさん、がんばってね)
このように、今やペット分野でもその技術や品質を日本から海外に輸出するような時代となりつつあります。トリミングのみならず、すでに日本の食品が世界各国から高品質で安全であると高い評価をいただいているのと同様に、「ペットの食べ物」についても非常に注目を浴び、その動きが加速してきています。(恐るべし日本の底力w)
そういう意味でも「日本生まれ、オーストラリア育ち」のアーガイルディッシュもオーストラリアでも販売を行っているので海外でも信頼をいただけるようにさらに気を引き締めなければなりません。。