オーストラリアの犬猫風景(2)

2012年7月8日

 

ここ数年というもの、どういうわけか日本の梅雨時から夏にかけてはオーストラリア滞在になることが多く、日本の友人達からは「日本の梅雨のムシムシから脱出できていいね」と言われておりますが、実際のところ寒い所が苦手な私としては、「暑い、暑いと言いながら、仕事帰りにキーンと冷えたビールで一杯!

が懐かしくてたまりません。(笑)

 

さて、前回のオーストラリアの犬猫風景(1)で「今度犬用の広場をご紹介します」と書いちゃいましたので、たまたま本日友人宅にお邪魔した際に「近場にドッグラン」があるということなので一緒に行ってきました。

 

          「キラーラ公園」

 

場所はシドニー中心から車で20-30分ほど北にあるキラーラ公園です。もともとクリケット場をドッグランに開放していますので、十分すぎる広さです。以下にグーグルマップを参照ください。

このエリア、シドニーでは比較的古くからある住宅街で、昔ながらの広い敷地をもった家が多く残っています。これらの家、テニスコートやプールがあって、今となっては豪邸ですが、そもそも1980年代くらいまでオーストラリアでは一戸建の敷地は昔は1000平米(約300坪)くらい普通にありました。

その後開発された多くの住宅は敷地がその半分くらいになり、今では「日本と変わらない」くらい狭い住宅もあり、と段々狭くなってきています。そういう意味ではオーストラリアならではの古い住宅街(家は古くないよ)ということになります。

 

さて、そんな静かな住宅街では、まず9割以上の方が犬、もしくは猫を飼っています。友人も「犬猫」がいない家の方が珍しいと言っておりました。

 

やはりほとんどが中大型犬
やはりほとんどが中大型犬

このエリアだからかもしれませんが、ほとんどが中大型犬ばかりで、皆元気に走り回っています。この公園は自治体(カウンシル)で管理しているので、ゲートの入り口には犬の糞用の袋やゴミ箱なども常設されています。(もちろん無料)

真冬でありながら緑色の芝の上で楽しそうです。

好き勝手に遊んでいます
好き勝手に遊んでいます

犬も勝手に走り回り、家族連れは同じ敷地内でラグビーボールでキャッチボールしたり、「ドッグラン」というよりも「皆のためにある広場」という位置づけの方が正しいかもしれません。(実は日曜でいつもより混んでいるのですが、それでもこれっぽっち…)

 

パピヨン
パピヨン

友人が飼っている「パピヨン」君(左)はオーストラリアでも珍しく、あまり見かけません。この公園では一番のミニサイズでしたが、大型犬君たちとも仲良くしておりました。

犬同士もじゃれあうくらいで喧嘩もなく、犬にとっても人間にとっても「くつろげる時間」となっています。犬同士も全般的に訓練がされていて、大きな犬ほど小さな犬を思いやるような落ち着きです。 また、小型犬もパピーの際に一緒に親兄弟の中で暮らしていた経験があるので慌てたり興奮することもありません。

職業柄どうしてもペットフードの話になってしまいますが、この広場の近隣の人たちは散歩で毎日来ては犬を走らせています。今日だけでも2時間くらいは走り回っていたでしょう。まず日本では考えられない運動量です。そのため海外で市販されているフードの給餌量はそのまま使用すると日本の犬には少しカロリー多めかなと思います。アーガイルディッシュでは日本仕様のフードとして設計しているのはその理由で、カロリーを抑えるために脂肪分を抑えてバランスを調整しています。

それでも愛犬のことを一番良く知る「飼い主さん」自身しかわかりませんので、健康状態をみながら10%前後の増減で日々の給餌量を調整していただければ幸いです。

白プードル君
白プードル君

 

さて、最後の1枚。

突然私の前にやってきて、じっと動かず私を見つめていたプードル君。。もしかして、、、私の身体からドッグフードの匂いがしていたのかなぁ(笑) …  そう、私がアーガイルディッシュおじさんだよ。。。