グレインフリーとグルテンフリー

ペットフードのグレインフリー・グルテンフリーについて 

 

穀物については、生物学的な分類ではなく、農業的な分類が行われており、種子が食されるものすべてが穀物ということもできますが、狭義では一般的に私達が食する「米、麦、トウモロコシ」を穀物とし、英語でもグレイン(Grain)と表現しています。それ以外は雑穀として豆類は菽穀、ソバなどは擬穀と日本では呼んでいます。

 

一般的にオーストラリアでは穀物はコメ科の種子をGrainとしており、広義では穀物として含まれるアマランサスとキヌアは、擬穀として別枠で日本で分けていることを鑑み、英語圏のGrainに該当しないことを確認し、栄養面のバランスをとる上でグレヴィレア アダルトではキヌアとアマランサスを配合しています。

 

詳しく整理してみましたので以下をご参照ください。

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グレインフリーは日本語で穀物不使用のこと。穀物は農作物のうち、種子を食用とするために栽培されるもので、米・小麦・大麦・ライ麦・燕麦・あわ・ひえ・豆・きび・とうもろこし・モロコシなどがある。


ペットフードのグレインフリーは、「もともと犬は肉食であり、穀物を消化する機能に長けていないことから、ペットフードへの穀物使用をしない」という考えから作られたと考えられる。 狭義の穀物ではイネ科の植物のみを示し、豆を穀物に入れて呼ぶときは「菽穀(しゅくこく)」と呼び、その他の種子を穀物に入れるときは「擬穀(ぎこく)」と呼ぶ。 

  

穀物類の種類

狭義の穀物

(イネ科)

小麦

大麦

ライ麦

燕麦

裸麦

ハトムギ

トウモロコシ

キビ

アワ

ヒエ

シコクビエ

トウジンビエ

テフ

フェニオ

マコモ

モロコシ(タカキビ、コウリャン、ソルガム)

コドラ(コードンビエ)

 

菽穀

(マメ科)

大豆

小豆

いんげん豆

えんどう豆

そら豆

落花生

緑豆

ささげ

ライ豆

ヒヨコマメ

ヘントウ

ケツルアズキ

モスビーン

テリバービーン

タケアズキ

フジマメ

ホースグラム

バンバラマメ

ゼオカルバマメ

キマメ

ナタマメ

タチナタマメ

グラスビー

シカクマメ

イナゴマメ

ルビ茄子

なす

タマリンド

ハッショウマメ

 

 

 

グアル(グラスタマメ)

ベニバナインゲン

 

擬穀

(その他)

蕎麦(そば)

ダッタン蕎麦

キノア

 

アマランス(アマランサス、センニンコク)

 

           

 

グルテンフリーとは小麦・大麦・ライ麦に含まれるたんぱく質の一種であるグルテン不使用のこと。ペットフード中のたんぱく質含有量を多くするため、小麦グルテンを使用しているものがあり、アメリカでの中国産小麦によるメラミン混入事件を機にグルテンフリーのペットフードが多くなったとみられる。